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2018.08.18

「カンテラ日誌」の廃棄

 今日はいきなり秋がきたようなさわやかな夏の日だった。気象関係の話題で、富士山気象観測所の「カンテラ日誌」が溶解廃棄されたという記事が話題になっていた。この日誌をもとにした本はすでにいくつか出版されているようだが、記事等によると観測所開設以来の40冊ほどのオリジナルが処分された模様だ。貴重な記録であろうことは想像がつく。それでも処分されたということなのでどんな理由かわからないが、形式的には「公文書」ではない、という理由があげられているとの報道もあった。
 (希望的観測としては、昨今の国会等での「公文書」の取扱方から想像すると、たぶんどなたかがコピーを保存しておられるか、電子化されたフィアルが残されているのではないだろうか。個人名やプライバシーにかかわることが書かれているために公にできないのかもしれない。しかし、所内の日誌なので複数の方が記録し、交信の手段になっていたものらしく、これは廃棄の理由ではないだろう。「日記」のようなものには気象データとしての価値はない、と判断されたのだろうか。それにしても溶解処理とは。)

 今日はまた高知県立大学の図書館の図書廃棄の記事もあった。地方の貴重な資料や図書が含まれているということだ。短期間だが図書館の管理にかかわった経験では、司書の方は慢性的に蔵書スペースに苦慮されているが、廃棄する場合には複数所蔵のもの、傷み具合等かなり慎重に選別していた。この経験からは、この記事で書かれているように単純に処分されたものではなく、他の図書館での所蔵状況等も考慮されたのではないかと推測している。

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