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2017.10.22

植木等とのぼせもん(最終回)

 今週は第8話で最終回。「流行歌」の世界ばかりでなく映画の世界でも大成功を収めた植木等とクレージー・キャッツの晩年が描かれた。植木父が植木等に「無責任をやっていたときのほうが本当のオマエだったのかもしれんなあ。スーダラやりつづけているうちにそれが心に染み込み、人生は外側から出来上がることもある、というハナシ」となかなか現代心理学的な分析だった。「わかっちゃいるけど、やめられない」もそうだが、仏教のお坊さんであったウエキ父のことばはどこか現代心理学的な人間の見方と共通するものがあるようだ。
 植木父そしてウエキヒトシを作り上げたワタナベプロ社長も相次いで亡くなり、テレビと映画の隆盛とともにあった新しいエンターテインメントを作り上げた一つの時代は終わりを告げる。
 「のぼせもん」というのは原作者小松政夫氏の故郷の博多の言葉のようだ。私の郷里でも「調子に乗るな」と非難するときに「のぼせんな」と言っていたが、多分同じような語感なのだろう。
 番組回しをしていたコマツマサオ「サイナラおじさん」は立派に芸能人としての地位を確立していたが、久しぶりの植木等の紅白出場の日には「付き人」時代にもどり運転手として植木等を迎えに行き、舞台のそでから輝くウエキヒトシの後ろ姿を見送るシーンがフィナーレとなった。コマツマサオ母とウエキヒトシが初めて出会うシーンも、母親役の富田靖子さんのちょっと昔風の母親役を好演。ちょっとのぼせもんロス。

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