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2017.03.09

最終講義

 昨日は今年度で定年退職になる私を含めて3名の最終講義の会があった。最終講義は躊躇したのだが、結局「心理学の二重性について」という演題を選択して、今日の心理学的理解の仕方には少なくとも2種類あって、それは操作的定義を方法論として導入したことに由来することを話した。しかし、心理学では素朴心理学自体も研究対象となることなどを話した。この大学に奉職してからの33年について一期生の卒業式の様子をを伝えた新聞記事やスナップ写真をスライドショーにした。それと授業では「心理学の関係する仕事」の話題を授業と同じように話した。これは私が教員になった最初の頃のS君の「心理学は何の役にたつんでしょうねえ」という問に対して長年考えてきたことだった。最終講義ということで少しは学術的なことを、と考えたのだが、むしろ「思い出話」の方が良かったかもしれない。少し前の卒業生も何名か出席してくれ、I君は北九州からやってきてくれて、これはうれしかった。花束やいろいろお祝いのお品までいただき、どうもありがとうございました。ツレアイも私の「講義」を初めて聞いて、「重箱」のスミをつつく話を久し振りに聞いたとの感想だった。
 退職後の生活は居場所がなくなるような不安もあったが、大学院生の頃、奨学金で学業を続けさせてもらった生活に戻ればよいのだ、と思うようになり、むしろ、夏休みを迎える小学生のような気持ちになっている。

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ちいさくてわかりにくいが、写っているスライドは一期生の卒業式の新聞記事。総代として卒業証書を当時の学長I先生から受けとっているのはKさん。


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