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2016.06.06

マイケル・ムーアの世界侵略のすすめ

 先週久しぶりに映画「マイケル・ムーアの世界侵略のすすめ」を見に行った。フランスの小学校のすばらしい給食(費用は米国と変わらない)、成績は世界的にトップだが、授業時間は短く、宿題もないフィンランドの初等教育、スエーデンのおどろくべき自由の許された刑務所、有給休暇は長く、労働時間は短いが生産性のきわけて高いイタリアのある企業、金融危機をのりこえたアイスランドの女性役員が主導する銀行経営など、現在のアメリカの実情と対比する形で事例をとりあげたドキュメンタリー映画だった。
 これらの「成功例」はもともとはアメリカ発の制度や仕組みとして始まったものという意味で、これらは文化的「世界侵略」に成功しているが、米国本国ではすでに失われしまった制度、というストーリーである。ここでとりあげられている事例はいずれもどちらかといえば社会民主主義的な制度で、我が国にもいくつかは根付いているものでもある。
 それぞれの国の考え方や税制度はおおいにちがうので成果のみを成功例として取り上げることは難しいかもしれないが、それでも税金についての考え方やお金の使い方次第で十分実現できるものでもある。フランスやフィンランドの例では教育は個人の利益というよりも、社会の利益、という考え方から授業料は税金で賄われる(有料化には強い反対運動があった)。ドイツでは休暇・休日中に会社や上司から電話連絡してはいけない、という法律があるということだ。これまでにも土日はメール連絡しないようにしようとこころがけてきたが、これはいますぐに実行できることでもあるので、よほど緊急連絡以外はさらに徹底しようと思う。

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