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2015.03.06

最終講義

昨日は修論発表会の後ご退職になる先生方の記念講演会がひらかれた。I先生は他学部のご所属だったが全学の委員会で数年間ご一緒したこともあり印象に残るお話をされた。ある全国紙新聞記者の経験が長い方でありずーっと大学で過ごしてきた私などとは違う豊かな社会経験を持たれていた。記者を志すようになったきっかけは私にも懐かしいテレビ番組の「事件記者」だったそうだ。また、古参の新聞記者らしい在野精神と反骨の精神と判官贔屓の和魂をそなえられた方であるように感じた。そのことはI先生が取り組まれておられる「地方」を見る視点によく表れているように思える。
記者生活を通じて形成された現場主義を大学でも変わらず通された。大学で得難いのは権威主義に陥らないI先生のような「社会人教員」ではないかと思う。学部長を務められていた頃を振り返り、自身の力にはおのずと限界があること、記者時代と同じく当事者にならず客観的な視点を持ち続けるように努めた、ということを話された。これは私にとっては残り少なくなった大学での働き方について一つの直感を与えてくださるものとなった。

写真は構内中庭の枝垂れ梅。しずくの中にも梅が枝乃景

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