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September 2012

2012.09.25

誤用

 慣用句の「誤用」調査が話題になっている。まったく反対の意味として理解していたものもあるし,本来の意味を知らずに使っていた言葉も多いものだ。帰りのバスで水戸駅にむかって街の景色を眺めていたら「明倫館」という予備校?のポスターが眼にとまった。明倫館は昔の藩校の名前を借用したものだろうが,地方にある塾にはその塾の姿勢をよく表している名前が工夫されている。私の故郷には「鶏鳴(けいめい)塾」というのがあって,ネットで調べると今も鶏鳴塾予備校として続いているようだ。田舎のことなのほとんど唯一の塾で,高校への受験が主な生徒だったように記憶している。これまで,「鶏鳴」という言葉から早朝早起きして勉強にはげむ,というようなイメージをもっていたのだが,「鶏鳴」という言葉をネットで調べてみると深夜の時間帯を示すことばのようだ。夜おそくまで勉強にはげむ,というのが本来の意味だったのかもしれない。

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2012.09.22

見学旅行2

 見学旅行2日目は資生堂横浜リサーチセンターへ。東急線日吉駅からグリーンライン(横浜市営地下鉄)に乗り換えて,最寄り駅は東山田駅。五反田の頃から数えると最初の見学からもう10年になる。研究所の平尾さんには見学の度に時間を割いていただき,大変お世話になっている。
 はじめにリサーチセンターの概要をVTRで。横浜研究所では商品の開発・製造も行われており,所内見学ではファンデーションの製造について,その素材・材料の実物をもとに説明してもらった。なにげなく使っているものの中にもさまざまな素材材料について高度な基礎研究が反映されている。所内では調香士の方のブースも見学した。香りには芸術としての側面もあり,実験室のようでもあるが,アトリエの雰囲気がある。
 所内見学のあと,平尾さんから化粧心理学についてのレクチャーを受けた。製品開発や生産において心理学がどのような役割を果たしているのか。平尾さんは心理学の応用について一連の開発プロセスとして説明された。
1.市場・「お客様」の分析・調査
2.商品企画(1の調査をもとにしたコンセプト固め)
3.化粧品の設計(モノとしての設計と商品価値の「設計」とのすりあわせ)
4.「商品」の検証
 これらの各段階で心理学の調査法やインタビューの技量,実験心理学の諸技法が応用されている。特に,この研究所を見学するたびにすばらしいなあと思うことは,「価値」を具体的な「モノ」として製品として実現する一連のプロセスが「ヒューマンサイエンス研究」として位置づけられていることである。食品産業などでは感性・官能評価として取り入れられている例は多いが,心理学研究が企業の中でこのように明確に位置づけられている例はまだまだそう多くはないものと思われる。感性・官能評価法も基礎的な心理物理学的測定法そのものであるが,一般には心理学の応用領域であることは知られていないように思われる。このようなプロセスは化粧品のような価値産業のみでなく,他の産業においても応用することができるものであり,心理学の応用領域は至る所にあるのではないか,と思う。
 質疑では学生からもいくつか質問がでてよかった。化粧品の値段についての質問があった。これは面白い質問で,商品の価値をどのようにして決められるのだろうか。私は化粧品,特に香水のような商品はむしろアートとしての側面が強く,それこそプライスレスなものだと思うが,商品価格の決定というのは心理学的な要素も含まれている。
 私は,化粧心理学関係の基礎研究の規模について伺ったところ,心理学研究誌に通用する程度,という回答で,これは大学でも十分に実施できる規模である。研究としては最初から直接的に応用を目指すものでなくとも,多面的に人間にかかわる基本的なテーマにとりくむことが大切なように思われる。
 また,企業の社会的貢献に関わる活動も重視されているようだ。この観点からは化粧とQOLの関わり,各種の化粧療法等の取り組みが行われている。このような企業の本質にも関わる社会貢献は企業の社会的価値を高め,社員のモラルの向上に寄与することになるのであろう。
 見学予定の時間はあっというまに過ぎてしまい,お昼に記念撮影をして研究所を後にした。幸い小雨もあがり,日吉駅,新橋駅で一部の学生は現地解散し,お昼を新橋汐サイトにある「シンガポール南海鶏飯」で遅めの昼食をとり,その後東京,秋葉原,上野で順次解散し,見学旅行を無事終了することができた。
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2012.09.20

見学旅行1

 今年のゼミ合宿は2年ぶりに3・4年生合同で見学旅行にでかけた。ことしのゼミでは法心理学のテーマを取り入れた関係で今回はじめて明治大学の刑事博物館と例年お世話になっている資生堂の心理学部門の研究室を訪ねた。
 明治大学博物館ではあらかじめ団体見学ということで学芸員の方から江戸時代後半,明治時代から現代における刑罰の実際と「罪と罰」の考え方の変遷について概略説明を受けることができた。江戸時代の裁判では「自白」が有罪の証明であった,という解説を聞いて,実は現代の刑罰の考え方には江戸時代あたりの考えかたと共通するものがいまも引き継がれているように感じた。学芸員の方は考古学が専門らしくそちらの解説もされたためかなり長時間の見学となった。比較的小規模な展示であったが,大学の研究内容をこのような形で公開することはとても重要なことであると思う。
 このあと一休みして漫画関係のコレクションがある米沢嘉博記念図書館で「谷口ジロー原画展」を見に行ったのだが,あいにく休館だった(ネットでの休館情報に気がつかなかった)。
 見学のあと宿舎(今年は資生堂の研究所に近いところということで武蔵小杉にした)に移動。夕食は17名ということでなんとか予約ができたマヤレストランというところで(ゼミコンパでもカレーだったが,またまた)カレー料理。

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現代音楽

祝日の日,水戸芸術館へ。「シュニトケの肖像」という企画で,プレ演奏として修復なったパイプオルガンの演奏があるということで,プログラムの内容もわからないまま,でかけてみよと思い立ったものだ。席は正面のとても良い位置で,アルディッティ弦楽四重奏団と野平一郎氏のピアノ演奏はすばらしく正確,という感想をもったが,抽象的な絵画をみるようで,音楽を楽しむというよりもとまどいながら聞いていた。隣の席の若いカップルは立ち上がってブラボーと叫んでいた。分かる人にとってはすばらしい演奏だったのであろう。
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2012.09.17

結婚式

先週末は甥の結婚式があって池袋へ。はやいもので玉のような赤ん坊がいつのまにか立派な青年になっていた。新婦の家族も幸せな様子で二人のとても良いモデルになると思う。人はまことによく成長するものだ。
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2012.09.12

見学の準備

 秋セメスター開始前の見学合宿の準備がほぼ整った。昨年,一昨年と実施してこなかったが,今年は2年ぶりに再開する。幸い,以前対応していただいていたS研究所と法と心理関係の学生がいるので今回初めて明治大学の刑事博物館を見学することにした。都内には学生との合宿に適した宿泊所は意外と少ない。今回は見学先に近いという条件でさがしたが,どうしても一泊5000円程度となり学生にはちょっと負担かもしれない。残り部屋数と参加者数と部屋数の確認をしながら組み合わせを試行錯誤していたらタイムアウトになって最初からやり直すことになったりして,ネット予約も入力の説明の不足のところがあってわかりにくかったが,なんとか完了。

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夏の雲と秋の空。


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