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2008.09.07

アドミュージアム東京

 午前中のS化粧品研究所の見学を終え、午後は汐留シオサイトにあるアドミュージアム東京へ。目黒川沿いに歩いて五反田駅まで。都市型の豪雨でこのあたりはすぐに川があふれるらしく、土嚢(どのう)がところどころのこされていた。昼食は品川の品達でラーメンということにして、昨年と同じく「なんつツ亭」でしばし行列に加わる。
 新橋駅から地下街をぬけてシオサイトへ。このあたりが再開発されてアドミュージアムがオープンしてから初めて。丁度特別展示の「昭和の広告」展が開催されていた。広告と心理学にはひとつの結びつきがあって、商品の選択・購買過程、広告の影響研究などが行われている。心理学の出身者も比較的多く働いている業界でもある(文学部の心理学から実業界へすすむ細いルートだった)。
 アドミュージアムは電通「中興の祖」である吉田秀雄氏を記念して作られた財団を発展させたものである。この財団は広告に関する研究助成を長く行っていて、その研究助成を受けた心理学関係者も多い。私ももう数十年前のことになるが、視聴行動をテーマにして研究助成を受けたことがあって、見学を思い立ったというわけである。
 広告の展示の他に、広告関係の書籍・資料・論文を収集したかなり充実した図書館が整備されていて、大学生や大学院らしい若い人達が訪れていた。広告の研究は経営学やマーケティングの分野が主流であると思うが、最近ではかなり「心理学化」した内容のものも見られる。人間の行動や心理と深い関わりがありおもしろい分野だと思う。
 展示されていた広告を見た。江戸時代の広告はすばらしいもので、芸術的でさえある。今日の広告は、これらも新しい芸術の域に達するようになっているように感じたが、その時代や社会を象徴する文化史にもなっているし、人間の価値観や生き方を模索しているようにも感じられる。

Dsc01113
 予定していた時間がせまり、合宿もそろそろ解散ということで、ミュージアム向かいのお茶屋さんでアイスクリームを食べて、上野駅へ向かう。ということで、短い合宿だったけれど心理学のもうひとつの可能性を感じとってもらえたのではないかと思う。

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