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2008.08.26

「君の身体を変換してみよ展」

 東京オペラシティにあるNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の「君の身体を変換してみよ展」(ICCキッズ・プログラム2008 佐藤雅彦研究室+桐山孝史研究室 東京芸術大学)のことを新聞記事で知り、見に行ってきた。NTT ICCでは「アート&テクノロジー」という新しい作品展などが開催されてきているようだ。夏休み企画ということか、「変換してみよ展」では心理学の教科書でもおなじみの実験を素材としたおもしろい作品が展示されていた。
 「点にんげん 線にんげん」はJohanssonのbiological motionの実験そのままモーションキャプチャしてリアルタイムで大型スクリーンに投影するものだが、見学に来ていた子ども達は大喜びでとんだりはねたり、天性のダンスの才能を示していた。心理学の実験を素材にしたものとして成功していると思う。
 「伸びる腕」は視覚と触覚の通様相的な錯覚を利用したもと思われるが、こちらはまだまだ改良の余地が大きいように感じた。
 「ミクロ職人修行」など視覚能力を拡大して練習することで指先感覚の繊細さは視覚感覚をしのぐことを体験するもので、体験していた子ども達も自分の触覚の能力を知って驚いていた。このほか6つほどの展示だったが、心理学実験を素材とした作品展として洗練されたものだった。
 これらの作品を見ていて、心理学とアートの新しい分野が成長しつつあることを感じるとともに、アートとテクノロジーそして心理学の結びつきはもっといろいろな応用的展開が可能であることを実感した。
 なお、新聞記事の紹介(朝日新聞 「文化」 8月17日)では「作品の背景には認知心理学と行動分析学の知見があり」、との記載があったが、これらについては展示会場には具体的な解説はなかった。

Dsc01095

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