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2007.07.29

試験の目的

 今日の新聞に(朝日新聞7月29日)「テストの目的:点数より理解」という中学生からの投書があった。海外の教育経験にてらして日本の期末テストについて意見を述べたものだ。カナダでは科目毎、単元毎に小テストがあって、期末試験は行われなかったそうだ。内容も授業の内容を理解していれば十分なもので、テストが終わっても内容をよくおぼえていたということだ。テストの目的は授業内容を身につけることにあるので、日本でもテストの方法を変えてみたらどうだろう、という提案だ。
 フィンランドの例も挙げられていて、わからないところは授業中に先生が一人一人に対応して、わかるまで教えるので、テストをする必要はないという。
 また、試験期間になると話題になるのはカンニングのことだ。富山県のいくつかの中学校ではもう50年以上にわたり期末試験の「テスト中 監督なし」(朝日新聞7月22日)という記事を見かけた。校内の売店も「無人販売」で「差額0継続日数」の張り紙が日々更新されているという。この中学でもやはり年に数回は類似した答案が出てくるが、それらに対し「不正」の理由を問うのではなく、「テストは何のためにあるのかを考える機会」として対応しておられるようだ。
 これらを見ると、日本では(中等教育での)期末試験はある種の徳育を試験する手段としてうけとられているようでもある。大学のテストの役割はやや異なるかもしれないが、カナダ方式(知識、理解)+α(批判的・発展的検討)が無難なところだろうか。試験自体が学ぶ機会になり、カンニングなど無意味な設問ができれば理想的なのだが。

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