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2006.12.08

記念館竣工式

 午前中、創立者記念館の竣工式に出席した。勤務先大学のルーツは明治時代に水戸の地にあって、女子の自立教育に努力されたM先生の創設になる「裁縫伝習所」である。今日に至る経緯についてMM先生は簡潔に印象的なスピーチをされた。明治・大正・昭和にわたる自立支援教育にはなみなみならぬものがあったことを知るようになって、いろいろ残された資料を集めて展示すれば、我が国の女子教育の歴史や研究に貴重な資料となるだろうと考えていた。この記念館を訪れれば、今日の若い人々にとっても昔の若い人々のことに思いを巡らし、そこから新しい生き方のヒントを得ることができるのではないだろうか。
 当時の女子の自立支援としてM先生が選択されたのは「裁縫技術」であった。来賓のM先生は祝辞の中で米国においても近代の女子教育のはじまりは家政学にあり、そのなかでも「裁縫」が一つの大切な教科となっていたことを述べられた。
 小さな記念館ではあるが、当時のちょっとレトロな、しかし、今日なお魅力的な作品が展示してある。ヘンリーネックのストライプのシャツと袴はすばらしい色合いとデザインで複製してキャンパスグッズとして販売すれば若い人にも人気がでそうだと思う。
 時代とともに自立のための「技術」はかわるが、自立支援という考え方は時代を越えて変わらないように思われる。今日、大学においてこれを引き継ぐものはなんだろう。そんなことを考えながら100年の時を想う。

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