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December 2006

2006.12.30

007

 一昨日、ららぽーと柏の葉にはじめてでかけて、ひさしぶりに映画を見た。新しいシネマコンプレックスはネットでチケットをあらかじめ購入できるようになっていて、全席座席指定のようだ。座席はゆったりしており、年末で平日だったためか空いていてよかった。
 見たのは007の新シリーズ(カジノロワイヤル)で、新兵器にたよらない「動画活劇」に戻った印象で、おもしろい展開だった。いろいろな新兵器はボンドシリーズのポイントだったが、今回は開発者役で長く出演していた方がなくなられたという事情もあるようだ。Mは同じ役者さん、テーマソングも以前のシリーズのものがアレンジされていて、007シリーズが続いているんだということがわかった。ヨーロッパの観光地の景色が美しい。

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2006.12.26

書籍メモ

心理学関係の本や資料についてはやや長めの記事になるので、これからはこちらにまとめるようにした。たぶん更新頻度はかなり低めになるものと。

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2006.12.25

パーソナルコンピュータによる心理学実験入門

北村英哉・坂本正浩(編)ナカニシヤ出版(2004):副題「誰にでもすぐできるコンピュータ実験」

心理学とコンピュータの関わりは意外なことかもしれないがとても深いものがある。本書は心理学の研究法としてのパーソナルコンピュータの最近の利用の仕方がわかりやすく紹介してある。実験心理学の分野では刺激の提示装置、実験プログラムの制御、反応の記録、データの分析など研究のすべての局面で利用されていて、文字通りデスクトップ・ラボラトリーのジャンルを構成しているといっても良いだろう。今日ではPCそのもののハードウエアの性能は十分なものになっているので本書で取り上げられているのは主にソフトウエアである。

手軽なところではまずパワーポイントを刺激提示装置として利用する例が取り上げられている。これは往年のメモリードラム的な利用法である。時間分解能が秒単位で充分ならばこれだけでも便利な刺激提示装置として使うことができる。ただし、反応は取り込めないので選択反応の記録や反応時間等の測定はできない。

実験プログラムは従来は汎用の手続き処理のプログラム言語をつかって作るのが一般的であった。本書で紹介されているDelphi、BASICなどがよく用いられているが、HSPはフリーのソフトウエアながら画像の提示時間や反応時間測定でミリ秒単位の制御が可能になっているとのことだ。「文法」もBASIC様ということなので手軽に利用することができるだろう。

実験プログラムは研究分野によってある程度定型的なパターンが決まっている。しかし、これを手続き処理型のプログラム言語で書くとそれなりに複雑な作業となる。従来はプログラムは自分で書くしかなかったのだが、最近では心理学実験に即した実験プログラム開発環境が比較的手軽に入手出来るようになっているようだ。このような開発環境で代表的なものにE-Primeや本書で取り上げられているSuperLabやInquisitがある。SuperLabをとりあげた章ではStroop課題の実験プログラムが例としてとりあげられている。実験の最小ユニット(Events)、試行(trials)を定義し、これらを組み合わせてブロックを定義していくことで実験プログラムをつくっていくことができる。実験に必要な基本的なパーツがあらかじめ提供されていてこれらを、丁度、レゴのようにユニットとなるブロックをくみあわせていくようにして実験プログラムを作っていけるようになっている。イベントでは正誤反応の設定、反応毎のフィードバックも設定することができる。

Inquisitも同様の開発環境であるが、SuperLabをGUI型にたとえるとこちらはコマンド型にたとえられるだろうか。Inquisitの開発者は心理学の研究者であるとのことで、現在はMS社のVisual Basic部門で働いているということだ。本書では「潜在連合テスト」の例が取り上げられているて、「語彙決定課題」における「閾下プライミング効果」を利用する新しい「態度測定」の方法が採り上げられている。通常のCRTをつかってミリ秒単位の提示時間制御が可能となっている。

これまでのところPCではもっぱらDelphiを利用して実験プログラムを作ってきたが、このような新しいソフトウエアを使えば、これまでより「楽に」しかも正確なプログラムを書くことができそうだ。(長期的には、汎用の言語と異なり、特定の開発環境に依存する危険性は残されることになるがのだが、サポートの問題が出る頃にはたぶんより使いやすく簡便な開発環境が提供されるだろうから、心配することはないだろう。たぶん。)

本書を通じて最近の実験プログラムの開発環境の様子を知ることができた。 SuperLabとE-prime(およびInquisit)を試用してみようと考えている。

本学で1990年にまとめた「心理学に必要なコンピュータ技術」も今日的な内容で改訂しなければ、と思う。

目次
1.PowerPointによる心理学実験
2.SuperLabによる心理学実験
3.Inquisitによる心理学実験
4.インターネットによる調査と実験
5.心理学実験プログラミングの基礎
6.心理学実験プログラミングの実際:HSP編
7.同:Visual Basic編
8.同:Delphi編
9.シミュレーション・プログラムの実際:Delphiの応用
資料

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2006.12.24

冬の会

 昨日はセンター入試監督説明会のため登校。昼休みに4人でI先生おすすめの河田町の一久というおそばやさんへ。ふっくらとしてこしのある打ち方のそばでひさしぶりにうまいそばを満喫することができた。大学から車で10分ほどでそれほど遠くないところなのだが、車がないとなかなか立ち寄ることはできないのが残念だ。
 説明会終了後、2000年度の卒業生3人と「五鐵:夢境庵」でミニ同窓会。先日ゼミで言語聴覚士の仕事の紹介をしてもらったHさんのお礼をかねてひさしぶりの会だ。在学生にとっては卒業後の「先輩」を知ることはやはりおおきな刺激になるようだし、同級生にとってもお互いによい励みになっているようだ。WさんはYゼミだったがいまは医療ソーシャルワーカーの仕事をしている。Wさんにもゼミで話をしてもらえるように頼んでおいた。
 Hさん達が在学していた頃は専攻定員は30名と少なく、授業などもほとんど同じで、お互いによく知っていたように思う。やはり専攻としての当時の規模は丁度よかったと思う。Hさん、Wさん、Sさんとそれぞれの卒業後の進路は異なるが、三人とも社会人として成長したように感じた。3人あつまると大学のころのいろいろな思い出話がでておもしろい。私の授業のあるエピソードが詳細に記憶されていたのにはすこし驚いたが、仕事をするようになってその必要性を痛感しているということだった。「勉強しておいてよかった」となれば本当は一番よいのだが、将来必要になったときに独学できるように基礎を提供しておくことが大学の授業でせめてできることなのかもしれない。ということでなごりはつきないが冬の会はここらでお開きということに。

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2006.12.14

898グラム

 通勤時間が長いこともあって、ほぼ毎日ノートPCを持ち歩いている。とにかく軽くて使いやすいPCが欲しいということで、SONY Vaio Gを購入した。画面も12インチで実用的だ。ワンスピンドルの一番軽いタイプで898グラムというものだ。いま使っているThinkPad X40からバッテリーを外したような軽さ(というか重さ)だ。Vaioを使うのは久しぶりだ。ThinkPadと比較すると、液晶はあきらかにVaioの方が明るくてきれいである。動作もcore soloながら十分快適なものだ。バッテリーはたぶん3時間は十分もつと思われる。と、いうわけで、「軽い」という条件はクリアーして、移動用にはぴったりだ。しかし、「使いやすい」という点ではキイボードが満点とはいかずデスクでは別のPCを使う、ということになりそうだ。使い慣れているせいもあるが、ThinkPadのキイボードとtrack pointの組み合わせはやはり優れていると思う。vaio Gのキイボードは上下方向の幅が少し小さめで、キイトップは平らなため指の収まり具合がやや悪い。筐体は液晶部分は心配なほど薄くてシナる。しかしボディそのものはカーボンファイバーで意外と頑丈そうだ。
 ともかくvaioを持ち歩く時には、明らかにカバンが軽くなったことを体感することができる。

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2006.12.08

記念館竣工式

 午前中、創立者記念館の竣工式に出席した。勤務先大学のルーツは明治時代に水戸の地にあって、女子の自立教育に努力されたM先生の創設になる「裁縫伝習所」である。今日に至る経緯についてMM先生は簡潔に印象的なスピーチをされた。明治・大正・昭和にわたる自立支援教育にはなみなみならぬものがあったことを知るようになって、いろいろ残された資料を集めて展示すれば、我が国の女子教育の歴史や研究に貴重な資料となるだろうと考えていた。この記念館を訪れれば、今日の若い人々にとっても昔の若い人々のことに思いを巡らし、そこから新しい生き方のヒントを得ることができるのではないだろうか。
 当時の女子の自立支援としてM先生が選択されたのは「裁縫技術」であった。来賓のM先生は祝辞の中で米国においても近代の女子教育のはじまりは家政学にあり、そのなかでも「裁縫」が一つの大切な教科となっていたことを述べられた。
 小さな記念館ではあるが、当時のちょっとレトロな、しかし、今日なお魅力的な作品が展示してある。ヘンリーネックのストライプのシャツと袴はすばらしい色合いとデザインで複製してキャンパスグッズとして販売すれば若い人にも人気がでそうだと思う。
 時代とともに自立のための「技術」はかわるが、自立支援という考え方は時代を越えて変わらないように思われる。今日、大学においてこれを引き継ぐものはなんだろう。そんなことを考えながら100年の時を想う。

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