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2006.10.06

国際賞

ある学会で今年から国際賞が設けられることになり、その第一号として恩師でもあるI先生が受賞された。今日は母校で受賞記念講演と祝賀パーティがあり出席した。先生は私が丁度大学院を終えるころに米国の大学に招聘されたのであるが、「Made in Japanの学者」として米国で教えることになったことを誇りとされている旨のエッセイを呼んだ記憶がある。確かに最近は米国からの「逆輸入」の研究者が増え、世界的な水準を維持する上で多大の貢献をされている。しかし、I先生のこの言葉は「和魂洋才」というような古風なガッツを連想する。学会の担当理事をされているKさんが述べられたように、会場に来ている(特に)若い人たちには日本の研究をもっと世界に理解してもらうために「英語」の論文を書いてほしいことをのべられていた。パーティの席で、後継者のWさんが院生のころに受けた授業で「研究は学会で発表するための研究にならないように」という話をされたことにスピーチでふれられた。また、講演で今後のご自身の研究課題としてふれられた問題については「われわれへの宿題」というように受け止められ、その言やよし、である。講演の最後の部分はI先生の授業でよくあったように海外の研究者や研究所のスライドショーがあって、あたかもこの分野の「学史」資料を見るようであった。私の授業でもせめて形式だけでもI先生のスタイルを引き継いでいきたいものだと思う。Sさんが祝辞でのべられたようにこの光輝あふるる研究室の末席に一時とはいえ所属できたことは私にとってもまことに望外の僥倖であった。

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