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August 2006

2006.08.29

くじら島

週刊文春(8月31日号)の表紙は海に浮かぶ島を描いたものだった。なにか親近感を覚え、すぐに見たことのある島にちがいないと思った。作者の「表紙はうたう(和田誠氏)」(158ページ)によるとやはり鳥取の砂丘の沖合にある「くじら島」を描いたものだった。その特徴的な形から子どものころからみんな「くじら島」と呼んでいたように思う。正式には「海士島(あまじま)」ということを記事から思い出した。
 偶然だが、英文朝日(International Herald Tribune, The Asahi Shimbun)の24日付け一面には鳥取砂丘の保全運動についての記事がのっていた。カラー写真付き。
 私が子どもの頃は砂丘地区ではむしろ砂との戦いで、防砂林や植樹がひろく行われた。しかし、砂のコントロールができるようになると、これが行き過ぎて砂丘が痩せてしまい、観光資源としての価値を損なうようになってしまった。そのため再び防砂林が縮小されたと記憶している。最近では河川や海岸の護岸工事によって川から運ばれてくる砂の流れがかわってしまい全国的に砂浜が消失している。鳥取砂丘もそのような影響を受けているようだ。
 山陰の夏の海の印象というと文字通り「白砂青松」である。バスに乗って海に行くと突然視界が開けて松林と白い砂のむこうに青い海が見えてくるポイントがあって、なつかしい思い出だ。まだあのポイントは残されているのだろうか。
 砂丘関連では、さらに、今日の朝日新聞に鳥取大学砂丘研究所で行われている砂漠化防止についての研究の意義が取り上げられていた(私の視点、国連砂漠化対処条約事務局長 ハマ・アルバ・ディアロ氏。原文は29日付ヘラルド朝日に掲載)。

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2006.08.28

リコール

バッテリーがリコールということで調べてみたら自宅のPowerBookが該当していた。Mac関係は以前にヨーヨー型ACアダプターのリコール以来二度目の経験だ。バッテリ関係の信頼性はPC側に制御回路があるかどうかにもよるらしい。PowerBookは本体側には制御回路を持たない設計ということで、リチウム電池は強力なものなので回収を決めたのだろう。ただし、交換プログラムによると4~6週間を要するとのことだが、その間の使用上の注意が特に示されていない。

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2006.08.04

集中講義

ここ数日やっと盛夏の候。大学院の集中講義を終える。今回は3名の受講者で、心理統計の講義なので一昨年度より新しくなった電算実習室で行った。ゼミなどでつかうのに丁度よい大きさだが、難点はホワイトボードが小さいので「板書」を参照しながら話ができないことだった。すくなくとも三倍の大きさがほしいなあ。
 例年、統計的な方法についてはSPSSの実習をしていたが、ことしは小塩真司氏の「SPSSとAmosによる心理・調査データ解析:因子分析・共分散構造分析まで」東京図書2004を使用した。SPSSのマニュアル本はたこ足配線型の構成のものがあったが、教科書としては体系性がなく使うことができなかった。その点、小塩氏のものは心理学やその関連分野でよく使われる手法について必要な事項が簡潔にまとめられていると思う。

例年、受講生の研究法や統計についての予備知識、また研究上の必要性もさまざまであるので、講義内容は本当に基本的な事項についてのみである。今後の復習の便や、マニュアルとしても使えることを考えると教科書にしてよかったと思う。

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2006.08.02

エンジョイ・ベースボール

先日体育会総会に招かれていったのだが、そこで話のネタにと思いあるサイトで紹介されていた上田誠著「エンジョイ・ベースボール」(生活人新書、NHK出版2006)を注文していた。昨日届き、総会にはまにあわなかったが、一読したところこれからの体育会を考える上できわめて示唆に富む本ではないかと思った。
 上田氏は慶應塾高の野球部の監督として激戦の神奈川地区の予選を勝ち抜いて甲子園でベスト8まで戦った。新しい野球部のあり方として当時から話題になっていた。タイトルはちょっと誤解をまねきそうだが、悪い意味での体育会的な野球からいかにして脱却するのかを現したもので、決して安楽な野球部を目指しているのではない。高い志(「日本一になろう」)を、ハードだが理にかなった練習を通じて挑戦しようとしている実践の書である。実学としての野球という表現もできるかもしれない。野球を楽しみ、野球を通じて人を育てる学生野球としての理想的なあり方が魅力的に語られている。
 「謎にいどまない教育は空虚」なように挑戦のないスポーツも空虚なものだろう。本書の内容は野球部ばかりでなく他のスポーツ、勉学にさえも当てはまるのではないだろうか。

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