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2006.03.17

法哲学入門

 ルールや「法」とはなんだろう。ということで、法哲学入門(長尾龍一著 日本評論社1982)を読んでいる。イントロダクションが素人向けに興味深い話題から入り、基本的な知識をわかりやすく説明していく、というスタイルで書かれている。具体的な例が取り上げられていて、読みやすいためにちょっとわかった気になってしまうのだが、実際にはきわめて広大な背景知識がちりばめられているのであろう。最後の章は「知る者は言わず、言う者は知らず」という老子の言葉をひいて入門書を書いたことを謙遜しておられる。先輩の先生方にはこのような「知者不言」という共通した印象があったように感じている。最近このようなたたずまいの先生は少なくなっているようにも思うのだが、単に無知のため誰が「知者不言」であるのか判断できなくなってしまったのだろうか。

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