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May 2005

2005.05.30

教える理由・学ぶ理由

 愚一記さんが紹介していた広田照幸氏「教育不信と教育依存の時代」(紀伊国屋書店2005)を読んだ。広田氏のことは青少年の犯罪は凶悪化しているか?という新聞記事で知り、データを正しく知ることが大切だという例として心理統計の授業でも話題にしている。大学のおかれている条件がやはり違いすぎるが、共通の構造的問題も多々あることも確かだ。

「『当人が望むもの』という逃げ道」(120ページ)のところは私なりに日常いろいろ考えているところでもあるが、広田氏は「個人と社会」、「今のニーズと未来の効用」という2×2のマトリックスでうまく整理されている。

『俺が勉強したくないんだから、しなくたっていいじゃん』と言ったときに、『いや、そういうもんじゃない』ということを、どういうふうに説明できるのか」、また、「未来の効用」という観点から、『「自分が学びたいものはこれだ」と思って本人が言っても、「君が学ぶべきものはそれではない。君はこれを学んだほうがいいよ』ということを説得的に説明することができるかどうかが本当のカリキュラムというものなのだろう。

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2005.05.28

リハーサル

 木曜の夕刻、近々予定されている「大学説明会」のリハーサル。高校の進路指導担当の方をまねいて入試日程などを説明する催しである。ここ数年広報委員として関わっているものだ。短時間に多くの情報を伝えなければならないので、説明内容の整理のための打ち合わせをしている。ほぼ当日の内容で進行したがやや時間超過。例年ほぼ同じ内容なのだが説明担当者によって印象はずいぶん変わるものだと思う。最後のプレゼンテーションは再検討する必要があるなあ。

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メディアセンター開所式

 木曜日にメディアセンターの開所式があった。図書館情報センターの裏手に(保存林に面して)増築され、電算室、関係教員の研究室などが完成した。式そのものは授業と重なったので出席できなかったが、祝賀会に出席。来賓多数。そのなかに(たしか2期生の)T君の姿があった。ひさしぶりに近況を聞くことができ、学生当時のことをいろいろ話す。いまはO高校で進路指導を担当しているということだった。(ちなみにT君は院生時代にN建設でアルバイトをして、当時建設中だった図書館情報センターを文字通り作った経歴をもつ卒業生だ。)
 祝賀会の会場は学生ホールで、料理等もそこの業者ということだったが、なかなかおいしいものばかりだった。この会場は今夏の某学会でも懇親会場として予定しているが、料理もこれなら大丈夫だろう。
 夕方別の用件で始めてメディアセンターに入って、教室など少し見た。廊下側の壁はガラスになっていて、教室の様子を見ることができるようになっていた。とてもきれいな建物で電算室関係も相当充実したものになった。特に自習用のスペースを拡大しているようだ。増築にともない旧・図書館情報センターも変わり、一階部分に国際センターが入り、センターホール横はラバッツアというカフェができたり、と新しく明るい感じになった。

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2005.05.22

Shall we dance?

 ひさしぶりに映画館へ。リメーク版のShall we dance ?を見に行った。今日はどちらか○歳以上の夫婦は割引があって、二人でなんと2000円だった。オリジナルとほぼ同様の設定だが、リメーク版の方がテンポが良く楽しむことができた。最後は夫婦の関係を強調して描いたところがオリジナルと一番異なるところだった。赤いバラをもって迎えに行くシーン。ダンスはやはり米国版の方がダイナミックで優雅な印象だった。中年サラリーマンの日常という点では米国でも共通するものがあるのだろうか。

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~はウソだった本

 今朝の朝日新聞の書評欄は「~~はウソでした」本の小特集があった。心理学や心理テスト、社会調査の問題を指摘した本がとりあげられていた。
村上宣寛氏「心理テストはウソでした。受けたみんなが馬鹿をみた」(日経BP社)が最初にとりあげられている。書名は誤解をまねくおそれもあるが、実名入りで批判しておられるので今後の展開に注目しよう。
 統計データを意図的なウソとして使うばあいと、気づかずに結果としてウソをついてしまうことがあるだろう。この例として思い出すのはもうだいぶ時間もたってしまったが、サリドマイド薬害が深刻な社会的問題になったころ結果として「統計でウソをついた」学者先生があったことだ。この事例は心理統計できちんと紹介しておくべきかもしれない。
 書評の見出しは「話題の本棚:人間を測るうそっぽさ」「データを正しく判断できない人、検証しない社会」といものだった。

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2005.05.13

初夏

中庭のハンカチの木も初夏の明るい日差しの中、いまが見頃。
handkerchief

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5月の樹

ことしも咲いた、なんじゃもんじゃの木。nanja

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教育論

 週間新潮の書評を普段ほとんど気をつけて読むことがなかったのだが、今週号(5.19号)を眺めていたところ短い紹介だが、印象的な書評があった。「西岡常一、宮大工棟梁・西岡常一『口伝』の重み」(日本経済新聞社)。宮大工の「徒弟制度は教育のひとつの理想像である」と書評氏(署名なし)はとらえている。たしかに高度な職人の技能の伝達にはこれしか方法はないのかもしれない。書評氏は徒弟制度の本質を「師弟が一丸となっててごわい謎に挑戦し続ける」というところにあるのだ、と考え、これを「謎に挑まない教育は空疎だ」という印象的なことばで述べている。

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2005.05.10

新緑

このところ更新をおこたっていたが、連休があけて構内は新緑にあふれた景色となっている。学生も戻りキャンパスはにぎやかだ、最近は「5月病」というのがないらしい?。(たぶん)近所の年配の方などもカメラ片手に構内の新緑を楽しんでおられる様子だ。(写真は駐車場側の白樺の林(保存林))
sinryoku

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