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2004.08.25

見学2

見学二日目は五反田にあるS化粧品の研究所を訪問した。ここは心理学関係者は数は少ないものの、実際の仕事の中で心理学と他の分野の関わりを学ぶことができる点と、学生にも見学希望者が多いのでここ数年毎年見学している。心理学出身のHさんがお忙しいなか、対応してくださっている。研究所の概要をビデオで説明されたあと所内を見学。化粧というのはあくまでも生活全般の豊かさ、精神的にも肉体的にも、の中にあるものである、というコンセプトから鍼灸やマッサージについての研究も始められているようだ。この方向はここ数年の見学から感じていたことであり、これまでは「癒し」系の研究も多かったように思うが、より本質的には健康とのかかわりという方向が明確になってきているように感じられた。各階、とても華やかなクリエイティブ部門から、美容院・学校、心理関係の研究室、脳波実験室、ストレス関係の実験機材、気候環境をコントロールできるモニター調査室、パネル調査・実験室など研究パネルで紹介してもらった。(ついでながら、今度の卒論中間発表会はポスター形式を試みるということなのだが、この説明パネルを参考にすると良いでしょう)
 最後に、化粧と心理学のかかわりについてHさんのプレゼンテーションを受けた。このような分野でどのように心理学的な知識が応用され役立っているのか、ということをわかりやすく説明していただくことができた。Hさんは大学院もでておられるが、当時は化粧品の会社に就職することになるとは予想もしておられなかったそうである。実際にこのような応用的な分野で仕事をするようになって、やはり役にたったのは心理学の基本、つまり、実験や調査法についての基本的な知識や知識であったということで、これはいろいろな見学先で異口同音に聞かれることなのである。学生時代にはほとんど意味がないと感じられていたことにも仕事の上で関連がでてきて勉強しなおした、というような内容も多いとのことだった。
 最後に質問を受け付けられたが、学生諸君からは質問がでなかったことが残念な点だった。なんでもよいので話の関係でコミュニケーションをとれば、それが、きっかけになって、いろいろ話が発展し、得られるところは多くなるし、また、話者にとってもよいフィードバックになるのだが。約束の時間がきたので、最後に記念写真をとってお礼をのべ、見学は終了した。この記念写真の背景はS化粧品の歴代のキャンペーンのポスター広告が年代順に並べられていて、その変遷をみることができておもしろいものだ。
sbeautyandsci2004JPG.jpg

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