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2004.07.04

反社会学講座

 ネット界で噂にのぼっていた「反社会学講座」(パオロ・マッツァリーノ著)イーストプレス(2004)を本屋でみかけて、立ち読みしたところおもしろくて結局購入した。この本は社会学の「とんでも本」なのか、著書もどんなひと(たち?)なのか一読では判読しがたいが、このような「反心理学講座」を読んでみたいものだ。すでにこの本のなかで心理学はいろいろ揶揄されていて、冗談でなく同感のところも多かった。また、本書の「社会学」というところを「心理学」に置き換えてもそのまま成立すると思われるところも多かったのである。
 ただ、丁度「科学」を「似非科学」から論ずるようなもどかしいところがあって、反○○学の形でしか表現できない、ということに抵抗も感ずるのだが、この方法によって、「常識」のなかで信じられている事柄に多くの誤りがあることがわかりやすく明らかにされている。
 「社会学という学問が暴走している現状を批判すること」および「不当な常識・一方的な道徳・不条理な世間体から人間の尊厳を守ること」という「反社会学」の二つの目的を同様にかかげた「反心理学」はいずこかにあるのだろうか。

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