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January 2004

2004.01.30

WorkPad c3

しばらく使っていたCLIE NX80Vの電源関係に不調のきざしがあったので、引き出しの奥にしまっていたWorkPad c3という3世代くらい前のPalmを再び使ってみた。Palm OSの原型のような簡素なシステムで、重さも110グラムで紙の手帳よりもむしろ軽い。

この簡素なWorkPadをあらためて使ってみて、CLIEにはカメラとか動画再生・音楽再生などいろいろな機能が付加されて、重さも250グラムちかいものになってしまい、PDA本来の良さを失ってしまっていることを実感した。c3をつかってみると、ほとんど不便を感じないことから、メールの他にはPalmの手帳機能しか使っていないことにあらためて気づいた。ソニーのパームを担当している人はパームを使っていないのではないか、と常々感じているのだが、このことがPDAの不振の要因になっているのではないだろうか。新しいクリエが噂されはじめたタイミングなので、これが噂のソ○ータイマーなのか?

(しかし、c3も電源関係の小トラブルがあって、20%程度しか充電できなかったり、逆に、充電していないのに電池表示が100%近くになったり、ということでIBMに修理を依頼した。これがおもしろいというか悩ましいシステムになっていた。自宅に宅配便で引き取りになるのだが、もしバッテリそのもののヘタリなら無料でバッテリー交換できるが、もしも、基板回路に問題がある場合には有償修理ということになって、後者の場合には修理しないばあいにも基本料がかかる、という。窓口の人も恐縮している様子でバッテリーの問題であることを祈ります、などと言っていたが、保障がなんか逆のような。2/1追記)

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2004.01.27

卒論発表会

午前中から、卒論発表会。今年は発表参加者がだいぶ増加して結局夕方6時すぎまで。いろいろ質問したいこともあったが、時間進行がきがかりで自粛した。参加者が多いのは喜ばしいことなのだが、時間の制約があるので、このあたりなにか工夫が必要になってきている。

発表そのものは徐々にパワーポイントのスタイルが増加してきてわかりやすくなってきている。形からはいるのもわるいことではないのであるが、残念なのは良い内容なのに発表形式がそれに伴っていない、と感じられる発表がまだまだあることである。

例年同じような感想をもつのであるが、背景理論や考え方の理解が間違っているものが比較的多いこと、無理な実験パラダイムの適用、根拠を示さない「感想文」など、が気になるところである。テーマ自体はなんであれ20数年の来歴をもつ一人の人間がたどりついたものであるから追求する価値はあるものと考えられるのであるが。

心理学のテーマは良くも悪くも多様であるため、発表形式も一律というわけにはいかないのかもしれない。短時間での口頭発表形式のプレゼンテーションはどちらかというと単純な形式の調査や実験研究に適しているのである程度もっともらしい発表をすることができる。しかし、他の分野では、「単なる感想文」ではないか、というような印象を与えないようにするには、よりいっそうの工夫が必要だ。

終了後、学生ホールで簡単な「おいコン」があって、授業関係行事はほぼ終了した。

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2004.01.22

寒紅梅

学部の定期試験も終了し、一段落。今日は採点や成績の整理作業。構内の梅もちらほらほころびはじめた。写真は本部棟前の寒紅梅の様子。冷たい空気のなかほのかな梅の香りを楽しむことができる。kankoubai.JPG

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2004.01.20

センター試験の余波

センター試験にまつわるあるネット騒動で、大学業界?では有名な某匿名掲示版が閉鎖されてしまった。ときどき見に行っていて、いろいろおもしろい情報もあったので残念である。一般論として、センター側で秘密の保持が必要と考えている事項については、あくまでも当日に公表すべきではないかと思うのだが。

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旧友

大学時代の友人T君からなんと20年ぶりに電話があった。お互いに何度か住所もかわって、しばらく連絡をとっていなかったのだが、年賀状の整理をしていて古い住所変更のはがきがでてきたということで、住所確認をしようとして電話をくれたということだ。T君とは学部は違うがある同好会で知り合いになった。大学にはいって最初の友人といってよいだろう。T君はいかにも都会的なおしゃれな青年で、田舎からでてきたばかりの私に異文化的な興味をもったのかもしれない。大学にいる間、とても親しくしてもらい、いろいろ都会生活というものを教示してもらったものである。あのころの原宿や六本木はゆったりとしていてほんとうにきれいな町並みだった印象がある。あのころからほんとうにおしゃれな人で、いまやたぶん渋い紳士となっていることだろう。近いうちに再会を期するということで楽しみである。

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2004.01.18

光速より速い光

ジョアオ・マゲイジョ (青木薫訳)光速より速い光:アインシュタインに挑む若き科学者の物語 NHK出版2003

この本もあるサイトで紹介されていたものである。肝心の光速変動理論についてはちんぷんぱんぷんでまるでSFを読んでいるようなものだったが、「本物の学者」が研究生活にまつわるいろいろな話題をいきいきと魅力的に語っている。私などとは文字通りに別世界の話ではあったが、それでもいくつか私の長年にわたって気にかかっていたことがらについて、深く心にしみわたるような忠告として私なりに読み取ることができる部分もあった。

理論的な内容はほとんどわからなかったのであるが、だいぶ前に「視空間の幾何学」を扱う授業で聞いた用語が多くつかわれていて講義のことをなつかしく思い出したりもした。

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センター試験

1月18日。センター試験の二日目で、監督業務。雪の予報が出ていたので、ビジネスホテルに前泊。昨年から本学もセンター入試を一部採用することになった。昨年の経験から分担はできるだけ一日のみ、という方針で実施された模様で、昨年に比べればだいぶ楽だった。昨年度と同様に受験生諸君の集中力には敬服した。しかし、この種の試験の変遷を思うにつけ、いつまでこんな制度がつづくのだろうか、とも思う。

大学院の授業で、当時の「共通一次試験」だかなにかに関係しておられたM先生が非常勤講師をされていた授業を受講したことを思い出した。当時は気楽に「序列をつけることを目的にしている以上、(きゆきすぎた受験競争は弊害であるという)問題が解決されることはないのではないか」、という意味の意見を述べたのであるが、先生からは明確な答えはなかったようだ。答えはそもそも無いのかもしれないが、この種の試験に対しては、社会的な流動性を促進するようなものである限りにおいて賛成したいのであるが、実態はどうだろうか。

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2004.01.16

定期試験

1月15日。秋セメスターの知覚心理学の定期試験。比較的多数の小項目についての論述形式で出題した。項目は半年の講義全体に及ぶようにして出席状況の確認もできるようにすることと、一定の採点基準を維持できるように、ということで客観テスト形式と論述形式の折衷型に落ち着いてきた。私が学生だったころ、論述式試験とともに「ノート提出」という先生がおられた。出席状況や日頃の勉学状況の確認を目的にする場合に、この形式が良いのかもしれない。

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新歓

昨日はゼミの新歓コンパで3年生と2年生でウン十年ぶりにボーリングをした。2ゲームで80点と、やっと100点くらいと惨憺たる結果だったが、ひさしぶりで楽しかった。ボーリングは何度かの流行の波をへた後、一定に定着しているようで、サラリーマンの団体などもいて、結構混んでいた。スコアーはコンピュータ化されていて、残ったピンのクリアーの仕方まで動画のグラフィックで表示されるようになっていることなどに時代の変化を感ずる。

10名以上だとマイクロバスの送迎がある、ということで3年生のKさんが首尾よく手配してくれていたのでちょっとしたバスハイク(って死語かなあ?)のようで楽しいものだった。(ただ、レイクサイドボーリング場は分煙をきちんとするべきではないのかなあ、と)

そのあと水戸駅までおくってもらい「和民」へ。ボーリングのチーム成績の発表と「表彰式」をやるということだったのだ、でささやかなものだが賞品を用意しておいた。和民の牛肉メニューは生産地表示がしてあって、「安全検査済み」との掲示がしてあった。こちらもサラリーマンで混んでいた。私ははやめに中座することにした。今年はかなりいける口の学生が多いようだが、あんまりがぶがぶ飲みすぎないように。

帰りのフレッシュひたち号で、やはりゼミのコンパということでC学部のK先生と一緒になり、柏までよもやま話をしながら帰宅。

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2004.01.14

美術館

連休の一日、学部からの友人S氏と久しぶりに再会。研修で学園都市に数周間来ているということで、かれこれ7~8年ぶりになるだろうか。風邪気味だったが、この機会を逃すわけにはいかない。最近、岡本太郎氏の作品にひかれるものがある、とS君は言うので、生田にある川崎市岡本太郎美術館につきあうことにした。
 
岡本太郎氏が一般に知られるようになったのは(ちょっと古いが)大阪万博の「太陽の塔」がきっかけであったように記憶している。ともかく、一目みて誰の作品であるのかが分かるというのは、やはりすごいことである。美術館は武蔵野の林をきりひらいたという趣の丘陵地にたてられたきれいな建物であった。絵画、イラスト、オブジェ、写真などが展示されていた。箱根のピカソ美術館に雰囲気が似ていた。作品そのものもおもしろかったが絵の制作過程を記録したビデオにはついつい見入ってしまった。子供の頃、大工さんの仕事や、お菓子やさんの仕事を見入るように。

意外だったのは岡本氏はパリで民族学を学んでおられて、そちらの方面にもかなり造詣が深いということだった。そのコーナーには私の郷里にほど近い泊村という漁村の浜辺のお墓の写真があって、それは学術的な記録写真なのだが素朴ですごく良い風景写真だった。そんな習慣があったことをこの歳になるまで知らなかったとは。

岡本太郎氏の作品ははちゃめちゃなある種サービス精神旺盛な面とそれが下品にならない奔放さがあるように感じられる。テレビコマーシャル(「芸術は爆発だ」)から舞台装置のデザイン、抽象絵画、オブジェ、イラストなど多彩な才能を発揮されていた。展示の解説のなかに、「私の専門はなにか?って、しいていえば「人間」と、いうことかなあ」、という意味の言葉があった。(これって人間科学部のキャッチに使わせてもらうとよいのではないかと)ジャンルは人が定めるもので、そんな境界を意識することなく表現されつづけた岡本氏の生き方はやはりひとつの現代の冒険だったのだ、と思う。

昼は美術館のカフェテリアで。ここはテラス席があって、そこは犬をつれてきてもよいことになっているらしく、飼い主と犬が日だまりのなかで食事をとっているすばらしい景色をながめることができた。

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2004.01.09

生態学的妥当性

「ボス猿」消滅の危機!?:発祥の地でも呼称見直し論:力関係は餌場だけ・・・各地で改称(2004/1/7東京新聞)

申年ということで動物ネタの新聞記事。野生猿の餌付けを行ったところ「雄の優先順位」が観察され、第1順位の雄猿を「ボス猿」として「世界ではじめて名付けられた呼称」で、人間社会の戯画的な表現としてわかりやすいストーリーであったため、一般にも定着している。しかし、この優位性は「餌場」という人工的な環境下のみで見られる現象で、猿のグループ内での序列性は自然な環境では見られないことは学術的には明らかになっていた。このため各地の動物園では解説に「ボス猿」の名称をつかわない方向に改められるようになってきている、ということである。

しかし、一般的に親しまれてきたこの名称は大きな「観光資源」ともなっているので、学習施設では実際の生態系では優位性は見られないことを説明した上で「ボス猿」という言葉の由来を説明するようしている、という。

生態学的な妥当性に欠く条件での行動事実はどのように考えればよいのだろうか。人間は文字通り人為的な環境下におかれている。むしろ、人間行動の多様性を知るためにはこのような人為的・人工的な環境下での研究も不可欠のように思われる。気をつけなければいけないのは、このような事実から過剰な寓意をひきだそうとする傾向だ。

類似した名称ではストレス実験の「管理職ざる」というものもある。こちらは実験上のアーチファクトであることが判明しているのであるが、わかりやすいストーリーをもっているために正しいと考えている人も多いのではないだろうか。

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SPSS

SPSSの新しいバージョンが昨年末に届いてたが、おそらくなにかトラブルがあることとを予想していたので、インストールしないでおいた。案の定というか、インストーラに「不具合」との情報がホームページにでていた。オプション類を追加インストールする際の「不具合」ということだ。ささいなことではあるのだが、SPSSに限らず、新製品にありがちになってしまったことだが、事前にこの程度のテストもなされていないのだろうか。

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まとめ

1月8日。木曜日の講義は今日で終わることができた。なんとか休講なしで春・秋セメスターを終わることができそうだ。補講期間がほとんど設けられていない日程はなかなかきついものだ。

講義は触覚についての話題を最後にとりあげた。最後に、感覚様相間の関係についての話題(共感覚)の話を「発達分化説」との関連で行い、最後に「カテゴリー化」の話をしてまとめとした。来週は定期試験。「知覚は行動のためにデッサンである」という講義の主題については時間を確保してまとめの話をするべきだった。

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2004.01.06

演習

1月6日(火)。午後から心理学研究法。昨年末から「二群の平均値の差の検定」の単元の演習問題。なるべく多くの演習問題をこなすことが目標で、これらを通じていくつかのパターンが自然に学習されるだろう。実験条件の種類に敏感になるように、というのが今回の演習課題の目的であった。みまわったところ、まだよく識別できない学生が多いようだった。また、些末なことではあるがSPSSのデータ入力の仕方についても混同しているようだった。

ここ数回の演習課題の3倍ほどもドリルできれば、習うよりなれろ、の教訓も生きてくるのであると思う。おおげさかもしれないが、現状の大学の授業日程やカリキュラムはあまりにも多様で豊かなためかえって技能に習熟することは難しい。

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講義再開

5日から授業再開。初日は実験実習で、最後の実験グループとなった。来週は成人式で休みということでややちぐはぐな日程である。年末からの風邪がまだぬけず、実験とデータの入力まで終了。課題はカテゴリー弁別で、「平均顔」のおもしろい例がみつかったこともあって実験の意義はわかりやすくなったと思う。

馬場悠男・金澤英作 編 顔を科学する!多角度から迫る顔の神秘」ニュートンプレス 1999
インゴ・ベンチュラー他 美を脳から考える:芸術への生物学的探求 新曜社 2000

「美を脳から。。」の方は行動生物学・認知心理学の学際的研究であるが、書名に「心理学」の文字のないことが残念な本である(原題も Beauty and the Brain: Biological Aspects of Aestheticsとなっている)。

「平均顔」の図版をながめていると、平均値は「理想的な点」であるという意味をもっていることがよくわかる。いろいろなスコアーの平均点を計算する、というような応用例からはこの意味を感ずることはない。

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2004.01.01

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
年末から風邪をひいてしまいました。今年は申の年ということで日光の「三猿」はおもしろいストーリーになっていることをはじめて知りました。
sanen.jpg

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